月別アーカイブ: 2010年10月

この夏の暑さは、やっぱり災いしている・・・

今日は、沼ノ平の農家さんへ小麦原穀を受け取りに行きました。
そうしたら、待っていてくださった I さんが曇り顔で説明してくださるには、小麦粒の中に黒ずんだ粒が混ざっているのを発見し、これでは売り物にならないとおっしゃるのです。

突然のご報告に、私の頭の中はパニックになりかけました。
この小麦が使えないとなれば、飯豊山食パンも麦畑通信・136もみのりのパンもトマト丸も、皆造れなくなってしまいます。
とにかく、先ずは現物を見せていただきました。

・・・確かに、胚芽の部分が黒く変質してしまった粒が混ざっています。
一番気になるのはにおいなので、両手で掬った小麦の中に鼻先を押し当ててにおいをかいでみました。
・・・そんなに悪くはありません。否、全然大丈夫じゃないでしょうか・・・。
全粒粉はともかく、小麦麺に加工する分には全く支障はないと思えましたので、30kg1袋引き取って来ました。


さて、今回のトラブルの原因を農家さんとあれこれ詮索してみましたが、この夏の暑さがやはり一番効いているのじゃないか、という結論に達しました。
何にしても農業は、自然相手の仕事です。
年々気候の変動が大きくなる状況に、農家も頭を抱えています。


来年の収穫に向けて、ちょうど種蒔きを終えたところだということでしたが、増産をお願いした関係で、今年の収穫のかなりの割合が種用に回ってしまい、パンづくりに使用出来る分がずい分少なくなっていました。


加えて黒変のトラブルで、小麦は早々に無くなってしまいそうです。


先日の「農産物を相手にしている実感」<参照>の中でも申し上げましたが、電話一本で注文出来るものとは違う緊張感を、早速思いっ切り味わうことになりました。


これからどう対応して行くか、思案しなくてはなりません。
一部のメニューは、この後来年の収穫までお休みするしかないかも・・・。


  


  本日も、ご来場ありがとうございました。


連れ合いの個展二日目の今日は、オープニングのお茶会をやりました。
午後3時前から次々とお客さまがお見えになり、たのしいおしゃべりに花が咲きました。


私も2時間余りその場にいましたが、連れ合いの絵を見に、また本人に会いに、こんなに沢山の方がいらしてくださることに、我が事のような喜びを味わいました。


置いてあるノートに書かれたご感想やメッセージ、テーブルに並べられているお花、晴れがましい気持ちにさせていただいて連れ合いもつくづく幸せ者だと、私からもお礼を申し上げたくなりました。


皆さま、ありがとうございます。


まだ二日目。
先は長い・・・。
出来る限り毎日、会場に居たいと申しております。

続・パンだより編集中


表側・カラーバージョンは、ほぼ完成。


何だかんだと忙しくて、パンだよりの編集が進みません。
カラーになった片面はとっくに目途がついたというのに、裏面はまだ原稿を起こしてもいないという段階。

まあまあ!忙しいのは、結構、結構!
やりますよ。やるしかありません。

否、どちらかと言うと、新しいツールも覚えてやる気満々なのです。
しかしながら、何しろ時間がない・・・。


画像は、Illustrator の編集画面です。


道具は、使うためにある!ならば使わなくては・・・。
いくつになっても、新しいことを覚えるのにほとんど抵抗のない私です。


まだまだ当分の間、ボケないで済むかも・・・。


新しい紙面、どうぞお楽しみに。



   ご来場ありがとうございます。


私は行っていませんが、連れ合いの報告によると、個展初日の今日、早々から沢山の方々がお見えになったとのこと。
また、直接あるいは付け届けにて、沢山のお花を頂戴いたしました。


そして昨日までの不安はどこへやら、夕方にはうれしそうな笑顔と共に、ご来場くださった友人ご夫妻の車に送られて帰って来ました。


本日の皆さまのご厚情に対し、この場を借りて、連れ合い共々厚く御礼申し上げます。


なお本日は、迂闊にもカメラを持って行くのを忘れてしまい、皆さまと一緒に写真に写るのを楽しみにしていたのにと、悔しがっている我が連れ合いです。
明日は、必ず!

個展の準備完了


10月30日~11月14日まで 茶房「千」にて開催



作品をバックに 作者 近影


今日は夕方から、連れ合いの個展の準備に付き合いました。
いよいよ作品の展示です。


体裁良く、作品の雰囲気に合った展示をするのは、なかなか骨の折れる仕事でした。
いろいろ不満を言い始めたらキリがありませんので、オーナーさんにも少し無理を言って可能な範囲で最大限工夫をしました。


本人は、生まれて初めての経験と言うことで、緊張したりワクワクしたり、オロオロしたり、これはもうとても一人でやらせておいたら大変なことになってしまうという状態。


時々私に怒られながら、6人の子どもを産んだ時とは、また違う産みの苦しみを味わったようです。


あとはご覧になった方々のお心に、何か一つでも響くものがあるなら上々というものです。
やるだけやってホッとしたのか、写真に写っている顔がとても幸せそうに見えましたので、初公開です。


ではでは、皆さまのお出でをお待ち申し上げております。



私は、いつも通り土曜日のパン焼きです。



なお、個展の会場になる、茶房「千」への場所のご案内は<こちら>をご覧ください。

冷たい雨が降る夜は・・・

冷たい雨が降る夜は、鳥や獣たちのことを思います。

今日は、午前中から降り出した今にも雪になりそうな冷たい雨が、夜になっても降り続いています。

山暮らしをしていた時、雨の夜がどれほど暗いか、それを身をもって知った私は、夜更け方薪ストーブの火に当たりながら、寝床に着きながら、いつも鳥や獣たちのことを思っていました。

暗くなる前に雨に濡れない場所は見つけられただろうか、寒さはしのげているだろうか・・・。
自然の営みに寄り添って生きるということは、見方を変えれば、いつも命がけだということです。
乾いた暖かい部屋で安心して眠れるなんてことは、奇跡に違いないのです。
外の生き物たちは、「人間っていいな・・・」なんて思ったりしているのかな・・・?


もうじき雪の季節がやって来ます。
雪囲いもしなくては・・・。


とりあえずそれは置いて、まずは温かいお茶だ!
これもまた奇跡に違いありません。


個展の準備が続きます。



 

雑貨コーナー・高野茶屋よりお知らせ

工房「かし」 <参照>の新作が入荷しました。
コーヒーや紅茶のカップに添えたいスプーンや
あたたかいスープやおかゆが食べたくなる木のスプーンがいろいろ。


今回はさらに、木のボタンとペンダントも入荷しました。


工房「かし」の奥さまの製作になる、草木染めのシルクスカーフもいろいろ。
植物の優しい色をお楽しみください。


 


いつも心あたたまる作品です。 



材質を活かしたデザイン 



 価格は、1200円~2300円 です。



 左端のスプーンのペンダント、すごく素敵!オシャレですね。 500円
木のボタンも、いいアイディアです。



 こちらは草木染めの、シルクのスカーフ



なかなかいい風合いが出ています。 



  Blue Lace の服も入荷してます。


着ていて肩がこらない、軽いウール地のジャケット。
今回は、Mサイズ(~11号くらいまでの方)のみの入荷です。
サイズ指定オーダーも可能ですので、ご希望の方はどうぞお問い合わせください。


 


黒っぽい色のジャケットが数枚 



このタグが、また何ともオシャレ! 



  個展の準備をしています。


連れ合いの個展が、いよいよ今週末から始まります。
私は、周辺サポートです。

昨日は、会場の茶房「千」さんにお邪魔して、照明器具の取り付け工事をして来ました。
カフェの一角ということで、下手をすると煩雑になってしまう環境の中で、作品の世界に浸っていただくための環境づくりとして、照明はとても大切です。

現場には今まで、特に作品のための照明設備は無く、展示者それぞれが自分で工夫することになっていましたので、今回オーナーさんに申し出て簡単な工事をやらせていただきました。

これがきっかけで、オーナーさんもいろいろイメージが湧いたらしく、次々とありがたいお申し出をいただき、一層満足の行く展示が出来そうです。


その他、ポストカード作りやパネル作りなど、まだまだ忙しい合間を縫ってやることがいっぱいです。


でも、楽しい・・・。
連れ合いの絵は、心の健康食かも知れません。

造って、そして売れて何ぼと言う話し

先日、「造って何ぼ」と言う記事を書きました。 <参照>
モノづくりは、確かにつくって何ぼ、自分の手がする仕事以上の売り上げはありません。
そして実は、それだけではないのですね。


食工房のような製造販売業は、製品を造っただけでは仕事は終わりません。
それをお客さまに手渡して、代金をいただいて初めて売り上げになるわけです。
売れ残った分は、単に売り上げにならないだけでなく、材料代と手間代の分だけマイナスになります。


良いモノを造るための技能や創意工夫、向上心などは、もちろんいつでも求められるわけですが、それを買っていただくためには、リーズナブルな価格と売れ残りのロスを秤にかけて、綿密な計算もしなくてはなりません。
そして如何にしてお客さまの心をとらえて買っていただくか、その部分でも創意工夫とお客さまに接する心構えが大切になります。


商売は、バランス感覚が何より求められる職種だと思います。


ものごとに対し、総合的で偏りがないスタンスが重要。


若い頃は、飽きっぽいと言われながらザーッと浅く広く、興味の趣くままに何でも手を出して来て、還暦目前の今頃になって今度は「継続は力なり!」と力説している私の半生は、意外にも商売向きの性格を養うことであったような気がしています。


自分で造って自分で売って、これが一番性に合っています。
実際、いつも楽しんでやっている自分を、そこここに発見しています。


  ジャーン!

で、「パンだより」がカラーになります!?
本当です。
片面だけですが、連れ合いのイラストに色鉛筆で塗り絵風に色刺ししてもらいました。
近日中に発表です。
どうぞお楽しみに。

今回は、Word バージョンと Illustrator バージョンが出来る予定。
もっとも、どちらも外観上ほとんど差はありませんが、細かいところが違っているはず・・・。
両方公開しようかと思っています。

野生の反乱

近年、人里へのクマの出没が問題になって来ています。
人的被害も相当出ています。
クマだけではありません。
猿やカモシカ、イノシシなども出没して問題になっていることは、もう多くの方の知るところでしょう。


私の住んでいる地域では、クマの出没は日常茶飯事になりつつあります。
庭の柿の木に上って柿を食べていた熊を目撃した方もあり、また姿を見かけないまでも、栗や柿の木に上って食い荒らした跡や足跡爪痕などは、もうそこらじゅうで確認されています。
そのうちに、クマさんがパンを買いに来るかも知れません・・・!


今頃になってどうして、こんなことが起こっているのでしょう・・・?
まるで野生の反乱ですね。
何か、映画のタイトルみたいです。


でも、本当に反乱なのかも知れない・・・、そう思ってしまう私です。


人間は、人としての資質の重要ないくつかを、すでに失ってしまったかも知れない・・・、そこを一番に思います。
このことに関しては、過去記事もありますのでどうぞご覧ください。 
<こちら> あるいは <こちら>

それでこの度また新たに気が付いたことは、人間が野生の生物たちに対して、脅しを効かせる手管を使いこなしただけではなく、一方でむしろ野生の生物たちの敬愛を集める行いをすることが出来ていたのではないか・・・?そのことなんですね。


本当に人間は、環境に負荷をかけ自然破壊をするだけで、何も貢献出来ない生物なのでしょうか。
そうではないはずです。
人もまた自然界の輪の中にいて、与えられた役割があるはずです。
それを果たすには、ある種の感性が求められる、それを大きく失ってしまったのではないか?そのことを私は危惧しているわけです。


それは、かく言う私の中からも大半失われているのかも知れませんが、私は何と言うか、その片鱗のようなものには触れている実感があるのです。


だから、今の私たちが置かれている状況は、本当に危ない!ヤバい!・・・、今のうちに何とかしなくては、最終的な環境破壊と共に自分たちの生命まで損なってしまうことになる、そんな気がしてしょうがないのです。


今のうちに・・・!
危機を知らせる鐘が鳴り続けています。

お世話になりました。

本日を最後に、今シーズンの「相川の日曜市」を終了いたしました。
来年は、パワーアップ、グレードアップして再開したいと思っております。
約4か月間、多くの方々にお出でいただき賜りましたご支援に対し、この場を借りて御礼申し上げます。


本日は朝から、最終日の告知をご覧になってお出でになった方も何組かいらっしゃいましたし、通りすがりに初めて立ち寄ってくださった方もあり、最後までにぎやかに楽しく締めくくることが出来ました。


板橋店長の母上が、具沢山のみそ汁を炊いて届けてくださったり、近所の方が松茸ご飯を差し入れてくださったり、生産者のお一人からは缶ビールの差し入れもありました。


本当に皆さま、ありがとうございました。


そして今日の様子を、早々とブログでご紹介いただいています。


 「南会津・田舎暮らしOB」


 「記憶の森を歩く・2010」


 


 <告知>

10月9日に、食工房にお忘れ物をしたお客さまがいらっしゃいます。
ご連絡を待っていましたが、ありませんのでこちらからお知らせいたします。
カード類が複数入っています。
告知が遅すぎたかも知れませんが、お心当たりの方はご連絡ください。
お預かりしています。

「パンだより」編集中

本当に速いです。
月日の経つのが・・・。

実は、15日過ぎたらパンだよりの編集をと思って少し手を着けていたのですが、この一週間余りの時間にほとんど進みませんでした。
さすがに一応締切と決めている25日が近づいて、今日はこれから少し進めなくてはなりません。

ところで「パンだより」の編集に関しても、私、またしても職人根性が出ています。
今まで長年 microsoft Word で編集して来ましたが、この度は Adbe Illustrator を覚えようという気になって取り組んでいます。
使い方はとても難しいのですが、ここがこうしたいと思うことが思った通りに表現出来る機能を前にすると、手を出さずにはいられない私です。


と言うのも、うちのスタッフになってくださったMさんが、この手のお仕事のプロで Illustrator の使い手だったことがきっかけです。
目の前で、サクサクと素晴らしいお手並みを見せられて、これは本気で覚えたいと思ったわけです。


四十ならぬ、六十の手習い・・・。
まあしかし、大変です。


あまりいつまでも時間がかかっても仕方がないので、Word でも並行してやっています。


さてさて、そうこう言っているうちに夜も更けて来ます。


明日は、早朝から先ずスコーンを焼いて、それから日曜市です。
その後は、ブラウニーを焼きます。
そして、「パンだより」の編集。


もうそろそろ休まなくては、体が持ちません。



★アールグレイ・ティーケーキ 焼きました。


この夏の猛暑をきっかけに、ケーキメニューもここしばらくお休みしていたのですが、もうすっかり涼しくなりましたので再開しています。
その中のアールグレイ・ティーケーキは、この度スパイスワークに少し変更を加えて、香りのパフォーマンスがグンとアップしました。
ぜひ一度、新製アールグレイ・ティーケーキをお試しください。

ほっと 家(ハウス)展


 


 



 


仙台市青葉区で、民家を改造してカフェにしたお店 Gratitude さんのことは、すでにご紹介しています。
今週末23日と24日、つまり明日と明後日、こちらで素敵なイベントが開催されます。
アートとオーガニックな食べ物の展示販売イベント、という感じ・・・。
詳しいことは、オーナーさんのブログ<こちら>をご覧になってください。

食工房も毎度お世話になっております。
今日、パン数種類と今朝焼き立てのスコーン、自家焙煎コーヒー豆を荷造りして発送いたしました。

こちらのオーナーさんとは、ほとんど食工房開業当初からのお付き合いをいただいています。
わざわざ山都までお訪ねいただいて、これからカフェを始める計画なので、その時はぜひ食工房のコーヒー豆を!と、ありがたいお申し出をいただいたのが、そもそも事の始まりでした。


残念なことに私、忙しいばっかりでまだ一度もその素敵なお店を拝見しに行っていないのです。


お世話になりっ放しの Gratitude さんです。


明日、明後日、仙台方面にお出での方、お近くにお住まいの方、どうぞ ほっと 家(ハウス)展にお出かけください。



  「相川の日曜市」 最終日のご案内

雪国会津も、冬支度の季節となりました。
すでにお知らせしていましたように、明後日24日の開催を最後に、「相川の日曜市」はしばらくの間お休みをいただきます。
来年はまた新しい計画で再開出来るはずです。


最終24日のご来店、どうぞよろしくお願いいたします。