月別アーカイブ: 2012年2月

休日返上

明日から3月とは言え、東北会津はまだまだ寒いです。
今日も雪が降っておりました。
道路以外は、1mを越す積雪に覆われています。


さて今週・来週は、イベント週間です。
今週は東京新宿高島屋でのイベントに、出かけこそしませんが、出品のために休日返上で製造態勢を敷いています。
本日は、午前中あんぱんの第二便を焼いて包装荷造り発送、午後は明日のパン焼きの仕込み、そしてコーヒー焙煎。


出来ることなら、体も新宿に出かけて、東京の消費者の方々に伝えたいこといっぱいあるのですが、造って何ぼの製造業はとにかく手を動かさなければ稼ぎになりません。
今、東京へと足を動かしているわけには行かないのです。


だから、今回関わってくださっている方々の善意を信じ、製品にすべてを託します。


来週トレッサ横浜で開催される、「田舎郡・東北村産直市」には、製品を携えてスタッフが参ります。
製品造りは居残り組でフル回転です。


食工房、どうぞよろしくお願いいたします。

マイブログ・中間報告・vol.22

折々にご報告して来ました「マイブログ中間報告」、この前は何時?と振り返って見たら、なんと一年近く空けているのですね。

うーーむ、それほどまでに昨年の震災と放射能災害は、私にも大きな影響を及ぼしたのだなと、全く驚いてしまいます。

前回の記事の中で、このブログが食工房の広告塔としての役割が大きくなったと申し上げていますが、その後の一年間、今までにないほどこのブログが重要な役割を果たしたと思っています。

福島で農業や食品加工に携わる者にとって、昨年は、翻弄され戸惑いの内に信用を失うという最悪の状況でした。
そんな中にあって唯一の希望は、一対一の人対人の関係においてのみ、信頼の絆を構築出来るチャンスがあったということです。
むしろ小規模個人企業の方が、生き残れる可能性が大きいと思いました。

その予見が当たっているかどうか、まだまだ分かりませんが、おかげさまで食工房は今も何とか持ち堪えています。
ホームページとブログ、二つのネットコミュニケーションを駆使して、皆さまとの信頼関係を培うことが出来る、この考えに間違いは無かったように思います。
なお今後も努力を惜しまず、運営して行きますので、どうぞよろしくお願いいたします。






  ★放射能汚染に対する考え方などについて、関連記事へのリンクをまとめました。★


食工房のホームページに掲載してありますので、一度移動してそちらからご覧ください。 <こちら>




 写真集「福島第一原発 風下の村」と加藤登紀子さんCD「命結ーぬちゆい」


命結-ぬちゆい 加藤登紀子加藤登紀子アルバム『命結-ぬちゆい』のPVが出来ました。
写真は森住卓 写真集『福島第一原発 風下の村』より
福島第一原発の影響で全村避難になった福島県飯館村を2011.5.25に加藤登紀子さんが訪れた時、
作った曲です。
聴く毎に心に染みいります。



 

森住さんは、昨年会津若松市で開催された

「市民平和まつり」で、写真展示と講演をされました。
その時以来のご縁で、ブログをずっと拝見しています。<こちら>

パンだより72・早春号


パンだより72・早春号のpdfファイルをご覧いただけます。 <こちら>


昨夜遅くまで(正確には今日になっていましたが・・・)かかって、パンだよりの編集を終えました。
こちらも、大方昨日夕方からの仕事でした。
何とか間に合って、今朝早いうちに印刷してあんぱんと一緒に送り出しました。

そうです、いよいよ明後日からなのです。
期間中、都合三回あんぱんを焼いて送り出すことになっています。
今日はその第一便でした。



あとは、皆さまの率直な評価をいただきたいと思っています。どうぞよろしく。




  イベントの詳細です。★

2月29日(水)~3月5日(月)

新宿高島屋・11階催事場

「がんばろうNIPPON 東北味めぐり」イベント会場「田舎郡 東北村」ブースにお出でください。
 <参照>

今回のあんぱんは、東北村の企画による福袋の中の一品として入れられます。
単品での販売はありませんので、ご了承ください。
福袋は、一日30~50セット限定です。





  今週のクッキーとマフィンのお知らせ

今週は、森のパン屋のビスケットとジンジャークッキーを焼きました。

その他、店頭に各種類少量ずつ在庫があります。

マフィンは、今週はお休みです。

スコーンのみ焼きます。

漉乃あん丸


漉乃あん丸は、食工房のあんぱんです。



速攻で仕上げたラベル、宮下さんの仕事です。


この度のあんぱんの名前が決まりました。

東京のお得意さまからメールで頂戴いたしました。
実はこの方、「みのりのパン」の名付け親でもあるのです。
・・・で、あん丸という名が閃いたとおっしゃいましたので、それなら苗字もと、今度は私が頭をひねって、漉乃・・・と。(だって、漉し餡なんですもーん。)
そして連れ合いのイラストで、ラベルが完成。
すべて今日一日で、速攻でした。

そして只今、パンだより編集中。
尻に火がついています。

ではでは。

皆さまにお願い

来月の下旬、お馴染みとなりました「あぐり・カフェ」イベントに出店することになりました。
この時、手作りの新聞バッグを沢山作って、お客さまに先着順に差し上げようと考えています。
古新聞が不足しています。
食工房に直接お届けくださる方、ささやかなお礼ですがポイントカードに10点差し上げます。
ある程度量のある方、送ってくださっても構いません。
送料はこちらで負担いたします。
なお、目的が目的ですから、どんなものでも良いという訳には行きません。
なるべくきれいに保管されたものを希望します。
どうぞよろしくお願いいたします。



ただ今、製作中



昨年の「あぐり ・カフェ」でも新聞バッグを配り、皆さまに喜ばれました。

金子さんのベーコン


もちろん、発色剤などは使いません。
煙に含まれる天然の硝酸塩でこの色が出ます。


素晴らしいものをいただきました。
ベーコンです。
どのようにして造られたか・・・は、<こちら> をご覧いただきましょう。


何を隠そうこの私も、山暮らしをしていた頃は燻製に凝っていたのです。
ですから、このベーコンの出来の素晴らしさは、よーく分かりますよ!


早速スパッと切って、そのまま一口いただきました。


いやー、脂身から滲み出して来る塩気とうま味がたまりません。


これを使って、いろいろ料理が楽しみです。


金子さんは、ご自分のお店「ティールーム・山ねこ」で、人気メニューのカレーにこのベーコンを角切りしたものをたっぷり使っています。
さあさあ、ご来店ご来店!






ハイチ ・ CMIA マール ブランシュ



こちらは、伝説のイエメン モカ です。


ハイチ産 CMIA マール ブランシュ 逸品です。

何も文句の付けようがないバランスの良さ、深みのある味わい、まさに優等生です。
ブルーマウンテンと本当にいい勝負してます。
こんないい豆なのに、とてもリーズナブルなお値段。 100g 650円
お買い得ですよ!

ただ今店頭にて無料試飲サービス中。

あんぱん開発中


食工房あんぱん・・・?、いい名前をつけてください。


今月末から始まる東京でのイベント出品に向けて、あんぱんの開発に取り組んでいます。
先日もご報告申し上げた通り、会津若松市の老舗の製餡所のご協力を得ています。

食工房としては、他所で調整された原材料を使うのは初めてなのですが、今回とても素晴らしいお計らいで、地元産原料で無添加の餡を造っていただけることになりました。
そしてパン生地は、会津のべこの乳で練った天然酵母パン生地。


なかなか得難い味わいのあんぱんが出来たと思っています。


今日はちょうど試作品が焼き上がったところに、製餡所の社長さんとイベントの担当者さんそしてカメラマンの方がお見えになり、早速試食しながら打ち合わせと食工房の取材でした。


まだ本当に始まりの始まりという段階で、皆さまに詳細にご報告出来ませんが、何だか壮大でとても面白い動きになりそうです。


とりあえずイベント第一弾は、東京新宿高島屋デパート11階催事場にて、2月29日~3月5日までのイベントに出品します。

なお追って詳細お知らせいたします。

パンだより編集中

今月こそは月末までに出さなくてはなりません。
ちょうど月末から来月初めにかけて、この前お知らせした東京でのイベントが始まるのです。
何と言ったって、その時に配りたいじゃないですか!


明日はまた一週間で一番テンションが上がるパン焼きの木曜日ですから、詳細はまた改めてお知らせするとして、今日はこれにて。


明日のご来店お待ちしております。


店頭にて、ハイチ産の優等生銘柄CMIAマールブランシュを、無料試飲サービスいたします。
どうぞお楽しみにお出でください。



今週は、全種類揃えてお待ちしております。

やりがいのある仕事とは・・・

若い頃は、やりがいのある仕事なんてないと思っていました。
と言うか、お金を稼ぐためにすることは、何であれどこかしらつまらなくなるものだと決めてかかっていたような気がします。

今は違います。
お金を稼ぐことは、解りやすく言えばエサの獲り方の一つに過ぎないと思っています。
足りればそれでよろしい。

では、やりがいとは何でしょう・・・?
稼げるお金の額でしょうか?それもあるかも知れませんが、それだけではないような気がします。
達成感?プライド?・・・、どれも該当すると思いますし、それら全ての要素が関わると思います。
そして何より、やりがいとは人それぞれの主観に負うものなのですから、人それぞれに異なっていても不思議はないのですね。


では私は・・・ということになります。


食工房の仕事は、どれもやりがいを感じています。
パンを焼くことだけではありません。
天板一枚洗うことにも、やりがいを感じるのです。


そしていろいろある作業の中で、どれが一番?と言われたら、多分これです。
コーヒー豆の選別、そうですあの「悪豆拾い」と答えるでしょう。 <参照>


何と言ったら良いのでしょう・・・。
農産物であるコーヒー豆は、工業製品のように画一的な性質と外観を持っているわけではありません。
極端な話、一粒一粒皆顔が違うわけです。
その中に、風味を悪くする欠点を持った豆が混ざっているわけです。


ではどういう粒が悪い豆で、どういうのは良い豆かという基準をマニュアル化出来るかと言われれば、答えはNOです。断じて!
第一、銘柄ごとに基準が変わるし、外見だけでは判断が付かないことも稀ではありません。
外から見て、小さな虫穴が開いているだけのように見える豆をカッターナイフで切り割って見ると、中にカビが入り込んでいるということが時々あります。
こういう粒を見逃すと、確実に風味が悪くなります。
だからと言って、一粒一粒割って見るわけには行きませんからね。


ただもう経験を積み重ね、勘を養う以外に方法はありません。
それも、焙煎作業まで一貫してやって、初めて選別の結果の良否が見えて来るのです。


自分が拾った豆は確実に味が良くなっていると確信が持てるようになって来ると、そこからやりがいを感じるようになるのですね。
何しろ選別そのものは、目減りさせる作業なのですから、何かを産み出すこととは違い、直接的な喜びはないのですよ。


今日は休みだったのですが、あのモカ・マタリ1kg余りを一人で二時間ちょっとかかって選別しました。
選別分が1007g、落とした分が362g、結果欠点混入率は26.4%でした。
まあとにかくこの豆は難しい・・・。
私の二時間分の時給など、とても計算には入れられません。

だったら何故やっているの?と仰いますか。
お答えいたしましょう。
これが「食工房病」と言われる所以です。

春が近づいています


ここ数日の毎朝の風景です。


毎朝、雪が降り積もっています。
まだまだ春は遠いか・・・という気にさせられますが、それが日中も半ばになる頃には雪が融け、早や道路が乾き始める所さえ見られます。
日差しは確実に力強く、曇り空を貫いて雪を融かすほどなのですね。
そうです・・・、春が近づいています。
来月はもうお彼岸がやって来る月なんです。


昨年の3月11日以来、何となく心も体も調子が狂って、それ以上に忙しかったり落ち着かなかったり、毎日走っていたのもいつの間にか休んだままになっています。


大きく体調を崩すことはなかったのですが、確実に体力は落ちたなと感じます。


これではいけません。


叶うはずの望みも叶わなくなります。


春も近いし、また少しずつ走ろうかな・・・。






  今週のクッキーとマフィンのお知らせ


今週は、どろんこクッキーとくるみびすけっとを焼きました。

マフィンは、全4種類焼きます。


ブラウニーの在庫も、いつでもあります。