月別アーカイブ: 2012年1月

雪下ろし

初めの頃、この冬は案外雪が少ないようだと思っていたら、ここに来て一転豪雪の模様です。

今朝も除雪車が出動して一旦きれいになりましたが、その後降り続いた雪で、午後には道路は圧雪ででこぼこ状態になっていました。
その降り続く雪の中、今日を逃しては後がないと意を決して、屋根の雪下ろしをやりました。

何時滑り落ちて来るか分からない雪がたっぷり乗っている屋根の、何処に梯子をかけたものやら散々迷いましたが、店の屋根の妻側のてっぺんにかけて一気に頂上に出る作戦をとりました。
そこから下がりながら掬った雪を下に向かって放り投げるという訳です。

いつもは、トタン屋根が露出するまで完全に除雪するのですが、今日は凍りついた雪を一層残して、最後まで滑らずに上を歩けるようにしました。
とりあえず、この後の積雪で屋根が潰れない程度には下ろせたというところで、めでたしめでたし!

今日はこの他、駐車場の確保のためにも一日中除雪作業をしていましたので、夕方になってさすがにドッと疲れが出て、あとはもう何もしないことに・・・。
と言いつつ、ブログを書いている次第。

そうそう、今日は写真はありません。
今日ばかりは、高い所に上ってうかれている余裕はありませんでした。


でももう終わりです。
これから風呂に入って寝ます。


・・・そうでした。
これでもまだ、雪が嫌にはなってません。
修業が足りない!ってか・・・。

明日、明後日は定休日です。

明日、明後日、食工房は定休日です。
店は休みですが、お問い合わせや発送のご注文には、いつでも対応しています。
お電話の場合、たまたま不在ということもありますので、出来ましたらファックスやメールをご利用ください。(営業日は、お電話でも大丈夫です。)




  今週のクッキーとマフィンのお知らせ


今週は、わらいごまとどろんこクッキーを焼きました。
他に、くるみびすけっととパタポンの在庫があります。


マフィンは、シマリス君の朝ごはん1種類のみ焼きます。
スコーンは毎週焼いています。







ただ今、パンだよりの2月号を編集中です。
 
それからもう一つ、確定申告に向けて大奮闘中!




放射能のこと、国政のこと、言いたいこといろいろありますが、ちょっと整理してからです。
今は、黙っておきます。
ではでは。


大雪の予報

ここしばらく降雪も小康状態で、積雪のカサも減って来ていたのですが、昨夜から今朝にかけてまとまった雪が降り、また一挙にカサが増えました。
そして寒さも厳しくなり、今日は一時日差しがあったのに、屋根の雪も落ちず地面の雪も凍ったままでした。
明日以降引き続き降雪の予報、大雪もあリ得るとのことで、屋根に溜まった雪をどうするか、ちょっと思案中です。
一方店の中は、オーブンの余熱で快適そのものです。
こんな環境で仕事をさせてもらって、外で仕事している方々も沢山いるのに、何だか申し訳ないような気持ちにさせられます。
その分、しっかりと気合を入れて仕事をしています。


こんな雪模様の中、ご来店の方はさすがに少ないのですが、それでも一人も見えないということはなく、今日は吹雪の中をお出でになった方もありました。

本当に、ありがとうございます。





ブラウニー・バレンタインギフトパッケージ、好評発売中!

中身+オリジナルデザインピロウボックス・1個 520円





  外の線量も・・・

昨日は室内の放射線量でしたが、今日は外でも測定して写真を撮りました。
0.08μSv/hです。
このところ、ずっとこの数値の前後で落ち着いています。
今日はたまたま、測定中ちょっと奇妙な現象がありましたので、ご報告しておきます。
晴れた空の下、測定中に上空を突風が吹き抜け、うらの杉林(樹高・約20m)から舞い上がった雪煙が下に落ちて来ました。
あたりを覆うように降り注いだその時、0.08μSv/hだった線量計の数値が0.1μSv/hに上昇!?
こんなに急激に反応するのは、この線量計ではちよっとあり得ないことなのですが、ひょっとすると杉の木に付着していた放射性物質が雪に着いて落ちて来たのかも知れません。
それにしてもあまりにも急激な上昇だったので、ちょっと不気味でした。
その後、数値はまた下がって落ち着きましたが・・・。
精度が高くて、測定時間の短い放射線測定器が欲しいですね。



周りは50㎝以上、1m近い積雪に覆われています。

放射能・近況


2012.01.28 室内にて


写真の線量計、入手以来ほとんどずっと電源を入れっ放しです。
部屋の中に置いている時も外に持ち出す時も、いつでも連続して測定しています。
最近の傾向として、大幅に線量が下がっています。

12月の降雪前に比べると、今日あたりは率にして40%近くも低くなっています。
0.06μSv/hは、もうほとんど平常値と言っても良いくらいです。
時々、0.05という数値が出ることもあります。

これは、予想通り雪の遮蔽による効果が現われているに違いありません。
他の場所でも、また私以外の別な方の測定でも同じ傾向です。
では、雪が融けたらまた上がるのでしょうか・・・。

残念ながらそうなると思います。

そして雪融け水の流れによって放射性物質が、移動したり地中に沈降したりする動きがあると思います。
それによって、ホットスポットが生じたり、逆に線量が下がる場所も出て来るでしょう。
田畑は、去年とは全く様子が違っている可能性があり、この春もう一度測定し直さないことには、実態は掴めないと思っています。


まだまだ全体像の掴めていない今回の原子力災害、これからまた新たに深刻な事実が判明するかも知れず、予断を許しません。


この一年間、ほとんど福島だけの問題のように扱われて来ましたが、関東甲信地域までも影響が及んでいたことが次々判明し、今後の対応は広範囲に渡らざるを得ないと思います。
実際、環境放射線量(μSv/h)を見る限り、東京周辺でも我が会津管内より高い値が出ている所が多数あります。


それにしても、事故原発本体の収束は、まだまだほど遠い状況のようです。
願わくは、大きな余震のないことを・・・。
ただただ祈ることしか出来ません。

よそ者の会津考 vol.7

今日は、月一回の会津若松市内戸別配達の日でした。
午前中、マフィンとスコーンを焼き上げて、午後から急いで包装、仕分け、荷造りと用意を整えて出発しました。
冬は雪の様子で道路状況が一変し、所要時間が読めませんので、とにかくいつでも時間的余裕を持って動かなくてはなりません。
今日はどうかな・・・と思いながら早めに出ましたが、圧雪の残る道路状況ながら除雪完了直後で路面は平坦、ちょっと滑りやすい状況ではありましたが、要所要所で十分にスピードを落としさえすれば、あとはさほど危険を感じる場面に遭うこともなく、至って順調に回ることが出来ました。
帰り道、また激しく雪が降り出しましたが、積雪になる前に家に辿り着き、ことさら難儀をすることもありませんでした。
それにしても、会津管内の道路は町内、集落内の小路に至るまで、いつでも車が通行可能なように除雪してあり、これは考えてみると大変なことなのですね。
一冬でどれほどの経費がかかるものか、それを市民一人当たりに割るといくらになるのか知りませんが、それだけでも余計な金がかかるという声も出て来るわけですね。


でも・・・、ろくに納税もしていない私が言うのもはばかられるのですが、雪はいいですよ、恵みですよ。


先日休みの日に初めて、連れ合いと一緒に斎藤清美術館に行ったのですが、私は何と言ってもあの「会津の冬」シリーズの版画に感激しました。
会津の冬をもう何度か過ごした目で見ると、本当に写真以上の写実的表現がされていることに、驚きと感動を覚えました。
もし、会津の冬に雪が無かったら・・・、否、もう考えられませんね。
山々も木々も家々も、雪の中にあると皆美しい・・・。


今日も、夏の頃ならただもう無粋で雑多な風景にしか見えない所が、何やら感激するような、いい風景に見えているではありませんか!


車を止めて写真を撮りたい衝動に駆られましたが、始まったが最後、配達を止めるしかなくなりますので、「今ここで見ているからいいのだ。」と自分に言い聞かせて先を急ぎました。


今一度申し上げます。
冬こそ会津へ!

今、コーヒーがおもしろい!

業界の話しではありません。
食工房の中の話しです。

先週、コーヒー焙煎に意欲的になっていると申し上げました。
その時申し上げた、新顔3銘柄のテイスティングをやりました。

先日、月曜日、私と店のスタッフ、そしてたまたま居合わせたお客さま数名の方もご一緒でした。

結果から申し上げると、3つとも個性的且つ秀逸な風味で、大変魅力的なコーヒーです。

まずハイチ・CMIA・マールブランシュは、予想通りブルーマウンテンに酷似した、バランスの良い優等生的なキャラクター。
逆に見れば、欠けたところがないので、ブレンドの相手が無いということになります。
つまり、ストレートで飲んで、すんなり満足出来るということですね。

次に、イエメン・モカ・マタリⅠ・バゼル・・・、これが一番個性的でしたね。
ブラインドテストでも、多分10人中10人とも言い当てられるだろうというくらいの個性です。
今回私は、この個性に妙にはまってしまいました。
近々、レパートリーに加えることは、ほぼ間違いありませんのでご期待ください。

そしてペルー・オロ・ヴェルデ。
先行のナランヒージョに似ていますが、こちらの方がずっとマイルドで甘みもあるようです。
この次はこれにしてもいいかなと思っています。


そして、これらを素材にブレンドを考えるのが、もう一つの楽しみです。


食工房テイストも、幅が広がりそうです。


ただ今、店頭ではコーヒーサービスを実施中です!


新銘柄2種、ペルー・ナランヒージョとケニヤ・イーガーズ、どちらもお客さまの評判は上々です。
ご来店の節は、ご遠慮無用、ぜひお試しください。







ブラウニー・バレンタインギフトパッケージ


ついに完成しました。
かわいい大きさのピロウボックス(枕の形)です。
ラベルシールは、連れ合いのイラストです。

早速、明日から2月14日までの期間中、通常価格(420円)プラス100円にて承ります。

バレンタインデー以後も、色違いのボックスに別ラベルを用意して、ギフトにお使いいただけるよう準備中です。こちらもご期待ください。

腐った果実

「腐った果実」・・・、今のこの日本の状況だと、私は思います。

つい先日のニュースで騒ぎになっているのが、昨年のあの3月当初原子力災害対策本部が立ち上げられ、次々と国民の生命の安全にかかわる重要事項が決定された、その会議の議事録が作成されていなかったという話しです。

本当なんでしょうか・・・・?

国政を与る重要なポストにいる方々は、重要な会議での言動は一々記録に残す義務があるのではありませんでしたか。
もし本当に議事録を作成していなかったとしたら、職務放棄で法律違反の疑いがありますね。

否、記録はありますよ、きっと・・・。
無いわけがありません。
たとえ非公式なものであったとしても・・・。
でも多分、滅多な事では出て来ませんね。


とにかくまあ、何と言う不誠実な話なのでしょう!


こうして次から次へと、枚挙に暇の無い憤りに堪えない話の数々・・・。


そんな社会の片隅には、小さな美談がいくらでもあるのですが、だからと言ってこうした不誠実が我慢出来るというものではありません。
否、だからこそ、ますます以て許し難いと、私は思うのです。


腐ってますね。完全に。この国は。
熟して腐って落ちた林檎・・・!?


まあそれでも、この国を腐った果実に例えるなら、未来への種も宿しているのですから、望みは無いことは無いのかも知れません。
しかし、小さな種が大きな木にまで育つためには、時と場所を得て芽吹き、光と水が注がれる必要があります。


そして腐った果実は、肥しになることだけが役目なのですから。

地震です!

記事を書こうとPCに向かったちょうどその時に、何やらフワフワと揺れる感覚に襲われました。
テレビで地震の速報が伝えられています。
震度のこととか震源のこととかいろいろ言っていますが、原発の状況を詳しく知りたいですね。

ただ、何を聞いても100%信じられないのが、何とも悲しい・・・。
しばらくは線量計とにらめっこです。


ここ一両日、情報に注目していなくてはなりません。
また地震があるかも知れないし・・・。


そのようなわけで、今は何も考えられません。
ではでは。

これからますます難しくなる一次産業

あと一か月半もすればあの大震災から一年、未体験の原子力災害と向き合って同じく一年です。
全く何から何まで翻弄され続けた一年でした。

いろいろなことが分かりました。
不勉強だったこと、能天気な安易な考えをしていたこと、政治家や官僚たちの不誠実を見抜けないでいた自分たちの馬鹿さ加減にも気が付きました。


長い長い一年でしたが、わずか一年では、放射能は無くなりも弱まりもしません。


むしろ放射能の害は、これからいろいろなところに神出鬼没に現れるだろうと思っています。
雨や風により、また川の流れや海流の動きにより、放射性物質が運ばれて思いもかけないところにホットスポットをつくり出す可能性が、本当にいくらでもあるからです。


農業や林業あるいは水産業などの一次産業が今後置かれる状況は、全く予断を許さないと思っています。


今日も、近所で薪を作って商売している人と話しましたが、もう多分何年も先まで福島から薪を出荷することは出来ないだろうと言っていました。
木炭もそうですね。
いろいろな効用が注目を集めていた木炭も、セシウム入りというのでは、全く価値のないものになってしまいました。


一方海に目を転じれば、恵み豊かな三陸の海は、悲しいことですが私が生きている間には、清浄にはならないかも知れません。
ワカメもホッキ貝も、あれ以来食べていません。


近くの山の山菜もキノコも、渓流のヤマメやイワナも、湖のワカサギも、季節季節に楽しんだものですが、去年も今年も、否何年先までも全部おあずけです。


こんなに沢山の失ったものと引き換えに得たものと言えば、ようやくこの世界の危うさに気付いたことくらいです。


全く途方もないほど、高い授業料ですね。


でも私たちは、この福島の自然の営みに頼って生きて行くしかありません。
どこかに避難するという選択は、もちろんありますが、福島に誰も居なくなるということはあり得ないことです。
では、誰が残ってそこで何をしているのか、それはとても重要なことです。


命あるものとして歩むべき、真に賢明な生存の道はどこにあるのか、ひょっとするとそれを見つけられるかも知れないと思うからです。

雪の中、ご来店ありがとうございます。

寒い日が続いています。
雪も降っています。
こんな様子では、ご来店はないかも知れないと思いつつ毎日店を開けるのですが、案外毎日お一人お二人と、時間をおいてポツリポツリといらしてくださいます。
本当にありがとうございます。


こちらは、暖かい作業場で仕事させてもらっています。
寒い中をいらしてくださった方に、せめて何かおもてなしをと考えて、コーヒー一杯差し上げています。
折しも、新銘柄が2品目加わりましたので、それをお試しいただいています。


今日は、焼き立ての食パン3斤1本を熱いうちにお持ちになられたお客様もありました。


ケニヤ産の新銘柄をお試しいただいて、その場でお気に入られてお求め下さった方も・・・。


こうして毎日毎日、お客様と熱いお付き合いをさせていただいています。


明日もまた雪模様のようです。


熱いコーヒーを用意して、皆さまのご来店をお待ちしています。