日別アーカイブ: 2007年11月7日

ゆっくりお茶を飲む暇がない?


「炭火でエスプレッソ」


喫茶店の数が減っているそうです。
一説によると、皆忙しくなってゆっくりお茶飲みしている時間がなくなって来たからとか・・・。
確かにそういう一面があるかも知れません。
一方では、先週のブログにも書きましたが、ファーストコーヒーの雄「スターバックス」などは大流行で、次々と新しい店舗が出来ています。
コーヒーの輸入量は増えているそうですから、決してコーヒーを飲まなくなったわけではないのですね。
最近は何でも手に入る時代ですから、家庭でも、どんなコーヒーでも楽しむことが出来ます。
抽出器具もいろいろ選べますし、豆の種類は何百種類、豆を挽くミルも、手回し、電動各種、自家焙煎をやりたい方には、生豆も焙煎道具も販売されています。
お手軽派には、コーヒーメーカー(コーヒーマシン)がこれまたいろいろ。
コーヒーに関して、こだわる楽しみに事欠くなどあり得ません。
こんな風に、材料は揃っているのですが、家でコーヒーを入れる人は逆に減っていると言います。
手間のかからない楽しみが、他にいくらでもあるからでしょうか・・・?
こんな時だからこそ、皆さんにコーヒーを趣味の一つにしていただけるよう、業界はうんと努力しなくてはならないと思います。
コーヒーの抽出や自家焙煎にまで、どんどん興味を持って手を出していただけるよう、ご案内すべきだと考えています。
そんなことをしたら、ますます喫茶店に来る人が減ってしまうでしょうか?
焙煎の仕事も減ってしまうでしょうか?
多分そうはならないでしょうね。
この時代、ものごとは何でも多様化していて、嗜好品へのお客さまの要求も高くなっています。
お客さまの方々が、プロ並みにおいしいコーヒーを入れることや自家焙煎に興味を持ち、コーヒーへの関心が高まることは、逆にプロの仕事を見直していただける良いチャンスだと思います。
そのために意欲を持って、技術やセンスを磨き、アイディアをひねって努力したいですね。
そして、自分の仕事にプライドを持てるようでありたいと思っています。

  おしらせ

「カフェクラブの集い」 久々に開催!

11月25日(日) 午後2時より、終了随時

参加費 1,000円 定員6名

今回のテーマは、「抽出の仕方でこんなに違うコーヒーの味」です。
プロとして通用する、ペーパードリップの使いこなしを学びます。
参加者の皆さん一人一人にコーヒーを入れていただき、全員で批評し合います。
レクチャー担当は、私、青木が務めます。