線量計・レビュー


RAE社はアメリカの会社ですが、この製品は中国の会社がライセンス生産しているものでした。


今回の原発事故が発生して、先ず欲しいと思ったのが線量計です。
厳密に言うと、サーベイメーターと言うことになりますが、その辺りを正確に表示して販売している業者は少ないですね。

私も、放射線測定と言えばガイガーカウンターしか知りませんでしたし、その後勉強して、シンチレーション検出器だの半導体検出器というものもあることを知りました。

最近、国民生活センターが、市販されている簡易型線量計についてテストをし、全機種について、測定値の正確性や信頼性に問題があると結論付けました。
気になりましたので、サイトを閲覧して詳細を把握したところ、私が入手して使っている機種(Dose RAE2 prm1200)も含まれていました。
しかし、正直申し上げて私としては、生活センターの結論には若干の異論があります。


そのことについて詳しく申し上げるには、いささか時間を要するので、ここは私などよりも専門的な研究をしている方の論文をご紹介することで代えさせていただこうと思います。

<こちら> です。

併せて <こちら> をご覧いただければ、なお詳しくご理解いただけると思います。

またこんな例も興味を引かれると思います。 <こちら>


さてこの方の語り口は、どちらかと言うと私が入手した機種を評価しているものですので、我田引水と言われると心外ですが、少なくとも私の使用実感と合っています。


そこで、私の使用実感を申し上げておきます。


先ず、同一地点において行政機関が発表している公式データとほぼ一致していること。
このことから、正確性には大きな問題は無いと思っています。


その場所の測定値を得るためには、最低5分間は静置しなくてはならない。
要するに反応が遅いので、沢山の箇所を測定するには時間がかかり過ぎる。


小さくて頼りない外観ですが、機能的には大変充実していると思います。


出来ることなら、もう少しボディーサイズが大きくなっても良いので、センサーを大きくして応答性を上げて欲しいところです。


私が入手した当時、65,000円もした(一時、10万超えということもあった)のですが、今は5万円以下どころか3万円台で手に入ります。
そんなに難しい機器ではありませんから、日本のメーカーが大量生産して1万円以下で発売することも、本来可能なのではないかと思います。
いずれにしても、安価で入手可能な機種と言うなら、先ずこれが一押しと申し上げておきます。

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